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大蔵省

おおくらしょう

解説
財政事務を総括した中央官庁。明治2年(1869)7月職員令により、会計官の後身として設置。その省務は金穀出納・秩禄・造幣などとされた。設置当初より松平慶永・大隈重信が大蔵・民部両省の卿・大輔をそれぞれ兼任したことで、民部省を事実上合併し、内政全般に関わる権限を有した。その強大さは政府内外の批判を招き、いわゆる民蔵分離問題を引き起こした。明治4年(1871)7月の民部省廃止により、その省務を引き継ぎ、再び強大化した。明治6年(1873)5月の太政官潤飾、同年11月の内務省設置を経て、大蔵省は財政事務を専管する機関として規定された。明治18年(1885)12月の内閣制度においては内閣を構成する官庁の一つとして位置づけられ、平成13年(2001)1月の財務省設置まで存続した。
参考資料
「大蔵省」(執筆者:大森とく子)『国史大辞典2』吉川弘文館、1980年、556-557頁。
基本語(日本語)
大蔵省
基本語(英語)
Ministry of Finance
同義語
ツレジユリー
関連語
主計局主税局税関専売局大蔵卿大蔵大臣
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