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スバス・チャンドラ・ボース

すばすちゃんどらぼーす

解説
1897~1945年。インドの政治家、独立運動指導者。ベンガル州の富裕な名家に生まれ、ケンブリッジ大学を卒業。インド高等文官試験に合格したが、ガンディーの提唱したインド政庁への非協力・不服従運動に共鳴して高等文官になることを辞退し、民族運動に参加した。1924年にインド国民会議派カルカッタ支部執行委員となり、カルカッタ市長にも選出された。1928年にはインド独立連盟を結成してインドの完全独立を要求したが、その急進的な傾向はガンディーに受け入れられず、1939年には国民会議派議長をガンディーの圧力で辞任するに至る。太平洋戦争中に拘留されるが1941年に身をくらまし、ベルリンに逃れて枢軸側と協力し、イギリスとの闘争を呼びかけた。1943年6月に来日し、同年10月にはシンガポールで自由インド仮政府を樹立して首班となる。インパール作戦ではインド国民軍を率いて日本軍とともに戦ったが歴史的惨敗となった。日本敗戦後の1945年8月18日に東京へ向かう途中、台北で飛行機事故に遭い死去。
参考資料
「ボース」(長崎暢子執筆)『南アジアを知る事典』平凡社、2000年(第4版)、671頁。
基本語(日本語)
スバス・チャンドラ・ボース
基本語(英語)
Subhas Chandra Bose
同義語
Subhas Chandra Boseチャンドラ・ボースチヤンドラ・ボースチヤンドラ、ボース
関連語
インド国民軍自由インド仮政府インパール作戦印度工作印度国民会議派印度人青年訓練実施要綱大東亜会議藤原岩市藤原機関
表記ゆれ
スバース・チャンドラ・ボーススバス、チャンドラ、ボーススバス・チヤンドラ・ボーススバス、チヤンドラ、ボース
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