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国民精神総動員本部

こくみんせいしんそうどういんほんぶ

解説
日中戦争が長期化の様相をみせるなか、国民精神総動員中央連盟と国民精神総動員委員会が解消され、1940(昭和15)年4月、総理大臣の米内光政が会長、副会長には、民間人から堀切善次郎、内務大臣から兒玉秀雄が選任されて発足した。ほか、顧問、理事長、理事、参与と事務局で構成。顧問には各省庁の大臣や衆貴両院議長、理事には次官や議員が就任した。精神動員運動がより強化された背景には、1939(昭和14)年の英仏の対独宣戦という国際的情勢、国内では1939年から1年の間に内閣が3度も変遷(平沼内閣、阿部内閣、米内内閣)した政情不安、1940年暮れの米不足などがあり、「国防力の充実と経済力の確立を図る」ことが唱えられた。この実践網として、内務省は訓令第17号を発布し、町内会・部落会を末端組織として整備した。1940(昭和15)年10月に大政翼賛会が発足したことで包摂され、解散した。
参考資料
Ref:A15060252500。大霞会『内務省史』 第3巻、1971年、713-718頁。
基本語(日本語)
国民精神総動員本部
基本語(英語)
Head Office of National Spiritual Mobilization
関連語
国民精神総動員機構改革要綱
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このページのURL
https://www.jacar.archives.go.jp/das/term/00002130


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