国立公文書館アジア歴史資料センター

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]昭和十四年四月以降国民精神総動員委員会内閣官房総務課長目次国民精神総動員委員会官制（昭和一四、三、二八勅令第八〇号）一同職員名簿二時局認識徹底方策（一四、二、二七委員会決定一四、二、二八閣議決定）三物資活用並びに消費節約の基本方策（一四、二、二七委員会決定一四、二、二八閣儀決定）四第一、第二及び第三特別委員会委員の指名五提案（葛生、高田（元）、高田（知）、竹内、千家、藤原、今井、阿部の各特別委員）六昭和十四年度国民貯蓄奨励方策七国民精神総動員運動に関する各方面の意見（一四、四、）（内閣情報部）八提案（小泉（六）、千家、竹内、鹿子木、藤原、岡田、嘉悦、高田（元）の各特別委員）九「公私生活を刷新して戦時態勢化するの基本方策」

作成年月日昭和１４年４月
作成者内閣官房總務課長
組織歴内閣総理大臣官房総務課／／総理府

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[レファレンスコード]A15060377400

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件名国民精神総動員委員会官制（昭和一四．三．二八勅令第八〇号）

[規模]1

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]第一条国民精神総動員委員会ハ内閣総理大臣ノ管理ニ属シ国民精神総動員ニ関スル企画ヲ掌ル第二条国民精神総動員委員会ハ委員長及委員六十人以内ヲ以テ之ヲ組織ス委員長ハ内閣総理大臣ノ奏請ニ依リ国務大臣ノ中ヨリ之ヲ勅命ス委員ハ内閣総理大臣ノ奏請ニ依リ関係各庁勅任官、貴族院議員、衆議院議員及学識経験アル者ノ中ヨリ内閣ニ於テ之ヲ命ズ第三条委員長ハ会務ヲ総理ス委員長事故アルトキハ内閣総理大臣ノ指名スル委員其ノ職務ヲ代理ス第四条国民精神総動員委員会ニ幹事ヲ置ク内閣総理大臣ノ奏請ニ依リ関係各庁高等官及学識経験アル者ノ中ヨリ内閣ニ於テ之ヲ命ズ幹事ハ上司ノ指揮ヲ承ケ庶務ヲ整理ス第五条国民精神総動員委員会ノ庶務ハ内閣情報部之ヲ掌ル附則本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス

作成年月日昭和１４年３月２８日
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060377500

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件名国民精神総動員委員会職員名簿

[規模]32

[種別]図

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]委員長文部大臣男爵荒木貞夫委員内閣書記官長法制局長官黒崎定三企画院次長武部六藏外務次官沢田廉三内務次官館哲二大藏次官大野龍太陸軍次官山脇正隆海軍次官山本五十六司法次官岩村通世文部次官石黒英彦農林次官小平権一商工次官村瀬直養逓信次官大和田悌二鉄道次官喜安健次郎拓務次官萩原彦三厚生次官岡田文秀国民精神総動員中央聯盟理事青木得三日本キリスト教聯盟常議員会長阿部義宗貴族院議員男爵井上清純仏教聯合会常務理事今井鐵城同盟通信社内信局長上田碩三国民精神総動員中央聯盟理事子爵岡部長景中外商業新報社編輯局長小汀利得貴族院議員小原直日本国民高等学校長加藤完治文学博士鹿子木員信国民新聞社編輯局長唐島基智三貴族院議員河井彌八産業報国聯盟理事長河原田稼吉

作成年月日昭和１４年４月１８日～昭和１４年５月１日
作成者横溝内閣情報部長／／國民精神總動員委員会
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060377600

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件名時局認識徹底方策（昭和一四．二．二七委員会決定、同一四．二．二八閣議決定）

[規模]2

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]国民精神総動員新展開の基本方針に基いて、時局認識の徹底方策を講ずるに当りては、支那事変の本質に対する透徹せる認識に基き、国の内外に於ける実際の情勢と之に処する我国の根本目的並に其の実現方策を普く全国民に浸透するやう各方面に対して、具体的且有機的に知らしめ、「成程、日本は今容易ならぬ場面に臨んでゐる、世界史上一大時機を劃する最も重大な地位に立つてゐる」といふことを、充分自覚せしむると同時に、「我が皇国の興廃は一に懸つて事変処理の如何に存する。如何なる苦難を忍んでも肇国の精神を世界的に発揚するやう、国民相共に誓つてこの光栄ある任務を成し遂げねばならぬ」といふ決意を固めさせ、以て国民の全能力を集中発揮して、強力日本を建設しなければならぬ。

作成年月日昭和１４年４月２７日～昭和１４年４月２８日
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060377700

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件名物資活用並び消費節約の基本方策（昭和一四．二．二七委員会決定、同一四．二．二八閣議決定）

[規模]1

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]緊迫せる国際情勢下に於て今後の事態に備へ、東亜新秩序の建設に邁進せんが為には、国力の増強こそ目前の急務である。それには戦闘遂行及び経済開発その他生産力拡充に必要なる資材を確保すると同時に、国民生活の維持、輸出の振興を図らねばならぬ。我々は須く現下の物資需給の実情と物価抑制の重要性とを十分に認識し、全国民、各階層を通じ公私生活の全面に亘り徹底せる刷新を図り、各種物資の活用に全力を注ぐと共に極力消費の節約を期すべきである。これ日常生活、日常業務の裡に国民精神総動員を生かし、長期経済戦に耐へる国力を養ふ所以である。乃ちさきに決定せる国民精神総動員新展開の基本方針に基き、物資活用並に消費節約の基本方策を定めその実行に邁進せんとするものである。

作成年月日昭和１４年４月２７日～昭和１４年４月２８日
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060377800

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件名第一、第二及び第三特別委員会委員の指名

[規模]2

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]昭和十四年五月二十五日国民精神総動員委員会横溝幹事稲田幹事殿本日ノ国民精神総動員委員会ニ於テ荒木委員長ヨリ別紙ノ通特別委員御指名相成候条此段及御通知候第一特別委員会第二特別委員会第三特別委員会「更ニ一層緊張セシムル為時局ニ照応スル政治的社会的態勢ヲ促進スルノ基本方策」「公私生活ヲ刷新シテ戦時態勢化スルノ基本方策」「勤労ノ増進、体力ノ向上ニ関スル基本方策」特別委員館委員石黒委員青木委員岡部委員青木委員岡部委員吉田委員吉田委員大和田委員井上委員阿部委員岡田委員岩村委員今井委員加藤委員上田委員大野委員河井委員鹿子木委員岡田委員小泉（親）委員唐島委員小汀委員葛生委員河原田委員小原委員荷見委員菊地委員簡牛委員柴田委員黒崎委員喜安委員千家委員

作成年月日昭和１４年５月２５日
作成者國民精神總動員委員会横溝幹事
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060377900

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件名提案（葛生、高田（元）、高田（知）、竹内、千家、藤原、今井、阿部の各特別委員）

[規模]11

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]葛生脩吉時局認識徹底方策上先決要務ニ関スル件天皇陛下深ク時局ノ重大性ニ軫念アラセ給ヒ曩ニハ軍人援護ニ関スル勅語ヲ下シ内帑ヲ頒チテ之ガ貲ニ充テシメラレ、出征将士ノ労苦ヲ思召サセ給ヒテハ畏レ多クモ四大節並ニ桜菊両会ノ御宴ヲ廃サセラルヽニ至ル。何レモ御躬ヲ以テ範ヲ国民ニ垂レサセ給ヒタルモノニシテ聖旨ノ宏遠ナル皇恩ノ洪大ナル誠ニ感泣ニ余リアリト謂フ可シ今ヤ支那事変ハ東亜新秩序ノ建設ニ展開シ国際政局ノ険悪ナルニ隨テ帝国ノ任務益々重ク国民精神ノ振起、国家総力ノ発動一層急ヲ加ヘツヽアリ政府ガ本委員会ヲ設置シテ官民一体挙国実践運動ノ強化ヲ期スルノ秋ニ当リ之ガ企劃指導ノ地位ニアル本委員会関係役員並ニ官公吏及ビ之ニ準ズベキ諸員ニシテ率先之ヲ躬行シ

作成年月日昭和１４年
作成者葛生脩吉／／高田元三郎／／高田知一郎
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378000

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件名昭和一四年度国民貯蓄奨励方策

[規模]5

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]国民貯蓄奨励局国民貯蓄奨励運動開始以来貯蓄ノ増加ハ各方面ノ協力ニ依リ大体順調ナル状況ヲ示セルモ未ダ必ズシモ十全ノ成果ヲ挙ゲ得タリト称シ難シ、惟フニ事変ハ既ニ新ナル段階ニ入リ武力戦ト併行シテ大陸経営ノ巨歩ヲ進メツツアリ東亜新秩序ノ建設ハ愈々其ノ緒ニ就ケルモノニシテ之ガ達成ノ為ニハ今後巨額ノ資金ト多量ノ物資トヲ要スルコト言ヲ俟タズ貯蓄増加ノ必要ハ益々増大シ来レルモノト謂フベシ、更ニ我国ノ当面スル物価及物資需給ノ問題ヲ克服スル為ニモ消費節約貯蓄実行ノ強化徹底ヲ図ルノ要極メテ緊切ナルモノアリ寔ニ戦時財政経済政策ノ成否ハ繋ツテ国民貯蓄実行ノ如何ニアリト謂ハザルベカラズ右ノ事態ニ鑑ミ昭和十四年度ニ於ケル国民貯蓄奨励ニ付テハ一段ノ熱意ト努力トヲ

作成年月日昭和１４年
作成者國民貯蓄奨励局
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378100

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件名国民精神総動員運動に関する各方面の意見（昭和一四．四内閣情報部）

[規模]52

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]精調第一号内には国内戦時体制の整備、外には東亜新秩序の建設、この目的のために物心両面にわたつて国民の一大奮起を促すべく、さきに事変勃発と共に国民精神総動員運動が展開されたのであるが、事変は更に新段階に入り、この新局面に即応して本運動を一層強化して国民精神の昂揚と国家総力の発揮とに全国民の力を集中せしむべく、さきに本運動の組織を改組拡大すると共に新に内閣国民精神総動員委員会なる企劃機関を設けて活動を展開することになつた。運動の新しい展開のためには第一に過去の運動の反省が必要であり、同時に本運動の性質に鑑み、一、従来の国民精神総動員運動に付欠陷として今後是正せらるべき点二、今後の国民精神総動員運動に於て強調実践せらるべき事項

作成年月日昭和１４年４月
作成者内閣情報部
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378200

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件名提案（小泉（六）、千家、竹内、鹿子木、藤原、岡田、嘉悦、高田（元）の各特別委員）

[規模]21

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]◎公私生活ヲ戦時体制化スル基本方策小泉（六）委員一、公生活（一）戦時ニ於ケル官吏服務規律トシテ現在ノ該規定ヲ強化スルコト（二）官吏服務規定ニ準シ国民ノ服務規律ヲ勅令ニ依リ定ムルコト（三）右ノ勅令ニ基キ国民ノ各層ニ応スル基準ヲ内閣ニテ決定公表シ順次其高ムル程度ハ之レヲ其都度事前ニ明示スルヲ要ス（四）各省共戦時服務規定ヲ作リ百事単簡ヲ旨トシ其実施ヘ恰モ戦場勤務ニ準セシムル如ク重点能率ノ向上ヲ積極化セシムルコト（五）内閣ニ警保局長ヲ主班トスル監察官制度ヲ置キ全国ヲ数地区ニ区分シ以テ公生活者ヲ監督シ非違ヲ戒ム手段ヲ講ス要スルニ公生活者ハ従来企画ト其伝達ニ任スルモ率先垂範以テ衆ニ先ンスルノ精神ト実施ノ決意ニ欠クルヲ通常トス故ニ要求ノ要諦ハ

作成年月日昭和１４年
作成者小泉（六）委員／／千家委員／／竹内茂代
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378300

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件名公私生活を刷新して、戦時態勢化する基本方策に関する各委員意見要旨

[規模]8

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]昭一四・六・三（一）第五回総会（昭・一四・五・二五）に於ける主要意見一、日本は決して持たざる国ではない。積極的消費節約の必要がある。輸出可能物資例へばバター、鰯の如きは、これを国内で消費せず、輸出に向ければ莫大の経費となる。（藤原委員）一、バターの増産のためには種牛を配給すべし。牛の腹が三百万頭も遊んでゐるので之を総動員せよ。（堤委員）一、ゴミを出すな。（むだになるやうなものは少しもない。）（堤委員）一、個人主義的、自由主義的生活態勢を清算して、之を国民的、奉公的生活態勢に改むべし。（岡田委員）一、地方警察命令の如きをもつと発動してよくはないか（岡田委員）一、国民の各層に対しては生活準則の如きものを与へよ。（岡田委員）一、生活刷新は消費生活

作成年月日昭和１４年６月３日
作成者藤原委員／／堤委員／／岡田委員
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378400

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件名第二特別委員会（第二回）経過（昭和一四．六．六内閣情報部）

[規模]9

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]△時日昭和十四年六月六日午后自三時至四時五十分△場所内閣情報部会議室△出席者香坂、岡部、青木、竹内、石黒、吉田、簡牛、阿部、三輪、各委員横溝、稲田、金井、古谷、木内、大迫、嘉悦、小松、市川、桑原、黒田、小田、山口各幹事横溝幹事配布議案に付説明後議事に入る嘉悦幹事小泉委員書面提出の戦時体制下に於ける公、私生活刷新に関する私案説明香坂委員長代理嘉悦幹事の今日提出せられたる案に関し説明の要なきや嘉悦幹事お読み下されば解ると思ふ。簡牛委員私は官庁方面の方に伺ひ度い、官庁等出勤時間を早むる要なきや。又困難なるや。横溝幹事必ずしも困難ではない。閣令を出せばよい。事実問題としては、土地の状況交通機関の関係より考慮の余地あり。簡牛委員個人的にも

作成年月日昭和１４年６月６日
作成者内閣情報部
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378500

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件名閣令（毎月七日を国民生活日と定む）

[規模]5

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]毎月七日ヲ国民生活日ト定ム当日ハ国ヲ挙ゲテ戦場ノ労苦ヲ偲ビ奉公ノ精神ヲ昂揚シ厳粛濶達ナル日タラシムベシ昭和年月日内閣総理大臣六月十二日（月）法制局入江参事官ノ意見ヲ佐藤内閣書記官ヨリ質シタル処左ノ通回答アリ＠＠一、閣令トスルナラバ内閣総理大臣ノ所管ニ属スルモノナラザルベカラズ然ルニ現行法上内閣総理大臣ノ所管ニハ斯ノ如キモノ見当ラザルヲ以テ閣令ト為スコトハ不能ナリ。内閣情報部官制ハ最近改正セラレテ国民精神総動員ニ関スル事項ヲ其ノ所管事項ノ中ニ入レルコトトナルモ之ハ国民精神総動員委員会ノ庶務ト云フ位ノ意味ニシテ斯ノ如キモノハ包含セズト解ス。一、勅令ナラバ可能ナルベシ。然レドモソノ内容ニ付キテハヨリ検討セザルベカラズ。国民生活日トカ厳粛濶達

作成年月日昭和１４年
作成者内閣總理大臣
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378600

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件名国民生活日設定に関する勅令或は閣令等を制定するの可否（昭和一四．六．一二）

[規模]8

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]一、勅令トスルノ可否１．憲法ノ規定ト抵触スルヤ否ヤノ問題憲法第九条ニ依レバ「天皇ハ公共ノ安寧秩序ヲ保持シ及臣民ノ幸福ヲ増進スル為ニ必要ナル命令ヲ発シ又ハ発セシム」トアリ本件ノ場合ハ本条ノ後段ノ命令即チ行政命令ナリト一応解セラル。即チ憲法義解ニ依レバ「行政命令ノ目的ハ独警察ノ消極的手段ニ止マラズシテ更ニ一歩ヲ進メ国民ノ生活ヲ富殖シ教育上其ノ智識ヲ開発スルノ積極手段ヲ取ルコトヲ務メザルベカラザルナリ但シ行政ハ固ヨリ各人ノ法律上ノ自由ヲ干スベカラズ」トアリ。尤モ本条ニ基ク所謂独立命令ノ限界ニ付テハ憲法学者ノ学説ノ分ルル所ニシテイ苟クモ臣民ノ権利義務ヲ拘束スル法規ノ性質ヲ有スルモノハ原則トシテ法律ニ依ルベク法律ニ依リ許サレタル範囲ニ於テ命令ヲ

作成年月日昭和１４年６月１２日
組織歴内閣官房総務課／／内閣

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[レファレンスコード]A15060378700

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件名第二特別委員会小委員会（第一回）経過（一四．六．一二内閣情報部）

[規模]9

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]△日時昭和十四年六月十日自午后一時半至午后四時四十分△場所内閣情報部会議室△出席者特別委員―香坂（委員長代理）、石黒、青木、岡田、簡牛、竹内、三輪幹事―横溝、稲田、小田、嘉悦、木内、黒田、小松、桜井、山口△配布物岡田委員案△本日の主要意見は次の通りである。岡田委員「公私生活を刷新―戦時態勢化するの基本方策」案に付説明竹内委員遊廓の方は何も言つてない？岡田委員一定の区域も限られており、弊害は割合少いのではないか。竹内委員服装に就いて婦人の方は？香坂委員長代理議題は公私生活の刷新…なのだが公生活の刷新に就ては何もないのか（岡田案は私生活に重きをおいてゐるやうに見受けられるが）岡田委員公の解釈如何に係る。公を社会的な意味に解すれば、本案の

作成年月日昭和１４年６月１２日
作成者内閣情報部
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378800

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件名公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策（岡田委員）

[規模]4

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]公私生活を刷新して戦時態勢化するの基本方策は先づ時局認識の徹底から出発せねばならない。今や個人主義的、自由主義的生活態度を清算して之を国民的、奉公的生活態度に改むべき時である。事態は徒に論議に時日を遷延するを許さない。改善の要緊切なるものを事の軽重を問はず取上げて其の実践を通じて国民精神の緊張を促さねばならない。茲には兎角緊張を欠いて居る都市を主たる対象とし差当り本年末迄を第一期とし具体的に実行せんとする事項を定め官民相協力して徹底的に実践に向つて＠進せんとするものである。一、国民生活日の設定毎月一定の日を国民生活日と定め当日は一切の歓楽場を休業せしめ酒無し日として戦場の将兵の労苦を偲ぶと共に神社参拝、遠足、団体行進、団体体育等を

作成年月日昭和１４年６月１３日
作成者岡田委員
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060378900

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件名公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策に対する修正案（嘉悦、山口幹事等）

[規模]13

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]岡田委員の基本方策に対する修正希望事項一、前文中第六行「兎角緊張を欠いて居る都市を主たる対象とし」を除き第七行「事項」とあるを「基本事項」となすこと。（理由、全国的に促すべき事項なるを以て都市に限るやうな感じを与へざる為又必要ならば備考として記載すること。）一、「国民生活日の設定」は左の理由により除かれたきこと。（理由、従来の経験に徴するにこれ等の行事は往々当日のみの御祭り騒ぎに終り却つて日々の緊張味を欠く虞れあり又相当自粛しある生徒又は団体等の行事に終り真に自粛を要望すべき階層に徹底せざる傾あり。）一、「第一期実行項目」を「第一期基本実行項目」と改め尚ほその項目を左の通りとすること。一、時間の厳守

作成年月日昭和１４年６月１４日
作成者嘉悦幹事
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060379000

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件名公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策小委員会決定案（昭和一四．六．一六）

[規模]2

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]時局に照応して政治的、社会的態勢を戦時化することは此の際各般の方面に亘つて行はれねばならぬ。其の中公私生活を刷新して其の戦時態勢化を図ることは各人の努力に依り日常の生活に活かし得る場面多きが故に生活刷新運動として特に強調されねばならぬ。今や我国の情勢は個人主義的、自由主義的生活態度を清算して之を国民的、奉公的生活態度に改むべき時である。事態は徒に論議に時日を遷延するを許さない。改善の要緊切なるものを事の軽重を問はず採り上げ、其の実践を通じて国民精神の緊張を促さねばならぬ。とりわけ都市に於て其の必要を痛感せざるを得ない。仍つて左の如く具体的に実行せんとする事項を定め、官民相協力し徹底的に実践に向つて邁進せんとするものである。

作成年月日昭和１４年６月１６日～昭和１４年６月２４日
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060379100

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件名公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策第二特別委員会決定案（昭和一四．六．二四）

[規模]2

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]時局に照応して政治的、社会的態勢を戦時化することは此の際各般の方面に亘つて行はれねばならぬ。其の中公私生活を刷新して其の戦時態勢化を図ることは各人の努力に依り日常の生活に活かし得る場面多きが故に生活刷新運動として特に強調されねばならぬ。今や我国の情勢は個人主義的、自由主義的生活態度を清算して之を国民的、奉公的生活態度に改むべき時である。事態は徒に論議に時日を遷延するを許さない。改善の要緊切なるものを事の軽重を問はず採り上げ、其の実践を通じて国民精神の緊張を促さねばならぬ。とりわけ都市に於て其の必要を痛感せざるを得ない。仍つて左の如く具体的に実行せんとする事項を定め、官民相協力し徹底的に実践に向つて邁進せんとするものである。

作成年月日昭和１４年６月２４日
組織歴内閣官房総務課

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[レファレンスコード]A15060379200

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件名公私生活を刷新し戦時態勢化するの基本方策荒木委員長修正案

[規模]5

[種別]図

[所蔵館における請求番号]資00334100（所蔵館：国立公文書館）
[言語]日本語
[内容]時局に照応して政治的、社会的態勢を戦時化することは此の際各般の方面に亘つて行はれねばならぬ。其の中公私生活を刷新して其の戦時態勢化を図ることは各人の努力に依り日常の生活に活かし得る場面多きが故に生活刷新運動として特に強調されねばならぬ。今や我国の情勢は国民生活の上に見らるる弊風を一掃し、恭倹、簡素、協同、奉公の生活態度に改むべき時である。事態は徒に論議に時日を遷延するを許さない。改善の要緊切なるものを事の軽重を問はず採り上げ、其の実践を通じて国民精神の緊張を促さねばならぬ。とりわけ都市に於て其の必要を痛感せざるを得ない。仍つて左の如く具体的に実行せんとする事項を定め、官民相協力し徹底的に実践に向つて邁進せんとするものである。

作成年月日昭和１４年６月２６日～昭和１４年６月３０日
作成者荒木國民精神總動員委員会委員長／／國民精神總動員委員会横溝幹事
組織歴内閣官房総務課

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