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行政査察使

ぎょうせいささつし

解説
1943(昭和18)年3月18日に「行政査察使制」(勅令第315号)が施行されると、国務大臣及び内閣顧問の中から行政査察使が選任された。行政査察使は、官民多数の随員(勅任官または奏任官待遇)をしたがえて、航空機・鉄鋼・造船・石炭・木造船など重要産業その他の現場を視察督励し、その改善を政府に献策した。第1回(1943年5月)鈴木貞一企画院総裁による鉄鋼業査察、第2回(1943年7月)藤原銀次郎による北海道・東北地区の鉄鋼・石炭業査察、第3回(1943年9~10月)藤原による航空機工業査察、第4回(1943年12月、1944年2月)鈴木による九州地区の石炭業査察後も複数回実施された。1945年9月25日に廃止。
参考資料
Ref:A14101074100Ref:A14101269900Ref:A06030189400高橋久一「戦時期日本経済連盟会の役割」『経済経営研究年報』第28号(Ⅱ)、1978年2月、117頁。古川由美子「行政査察に見る戦時中の増産政策」『史学雑誌』第107編第1号、1998年
基本語(日本語)
行政査察使
基本語(英語)
Administrative Inspector
関連語
岩田宙造藤原銀次郎鈴木貞一山下亀三郎内閣顧問
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https://www.jacar.archives.go.jp/das/term/00003005


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