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在釜山領事館

ざいぷさんりょうじかん

解説
1874年、日本人居留民保護に関する行政事務のため、釜山に管理官庁が置かれ、管理官を駐在させた。1876年に「日朝修好条規」が締結されたことで釜山が通商港として開港し、日本人居留民保護のため引き続き管理官を駐在させた。1880年2月に管理庁を改めて領事館を開館し、近藤真鋤が初代領事となる。1882年には前田総領事が在勤となるが、1886年に領事を置くため総領事は非職となる。1892年には釜山総領事館に改定されるが、1896年頃に再び釜山領事館となる。1899年5月、釜山領事館に馬山分館が開館、1900年4月に馬山分館を改組し馬山領事館を置く。1901年頃、総領事館に改定されたと考えられる。1905年11月および12月の勅令により領事館を継承・改組した統監府及び理事庁が発足、釜山理事庁、馬山理事庁が置かれ、1906年2月より事務を開始した。
参考資料
角山榮編著『日本領事報告の研究』同文舘、1986年、489~490頁。森田福太郎編『釜山要覧』釜山商業会議所、1912年、20~21頁。明治期外交資料研究会編『外務省制度・組織・人事関係調書集 第3巻 (外務省年鑑 明治42年版) (明治期外務省調書集成)』クレス出版、1995年、316・348~349頁。「朝鮮国釜山港在勤総領事前田献吉帰朝ノ止非職被命ノ件」(国立公文書館デジタルアーカイブ:任A00085100-006)。「2.釜山領事館ヲ帝国総領事館ト改定ノ件 自明治廿五年三月」(アジ歴Ref:B15100821700)。「4.釜山総領事館ヲ領事館ト改定ノ件 自明治廿八年三月」(アジ歴Ref:B15100821900)。「韓国/釜山港ニ総領事館設置ニ関シ同港駐在能勢領事ヨリ申出之件 34年3月」(アジ歴Ref:B15100807200)。
基本語(日本語)
在釜山領事館
基本語(英語)
Consulate in Busan
同義語
釜山領事館釜山浦領事館釜山日本領事館在釜山帝国領事館在釜山港領事館釜山総領事館釜山港総領事館釜山港帝国総領事館在釜山港総領事館在朝鮮国釜山港総領事館在釜山帝国総領事館
関連語
釜山浦釜山港釜山居留地釜山港居留地釜山理事庁
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