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神社局

じんじゃきょく

解説
内務省の内局。神社に関する政策を所管した。宗教政策は1877(明治10)年まで教部省が担当していた。内務省に事務が移管されるにあたって、内務省社寺局が創設され、宗教政策全般は同局が管轄していた。1900(明治33)年4月に社寺局は、宗教局と神社局に分立する。宗教局は教派神道・仏教キリスト教・その他の宗教を管轄し、神社局は祭祀としての神道、国家神道に関わる事務を担当した。この神社局は内務省内において筆頭局に位置付けられ、内務省内においても名目上は、国家神道に関する事務を重要視することを意味した。「内務省官制」(明治31年12月22日、勅令第259号)によると、事務官以外に学識経験者から任用される参与(7人以内)、専任の考証官(2人以内、うち1人は勅任)、祭務官といった職員が配置された。1940(昭和15)年11月9日には神社局を外局化し、内務大臣を総裁とする神祇院を発足した。
参考資料
副田義也『内務省の社会史』東京大学出版会、2007年、288頁-293頁。
基本語(日本語)
神社局
基本語(英語)
Bureau of Shrine Affairs
関連語
内務省社寺局宗教局神祇院白仁武桜井勉井上友一水野錬太郎松本学吉田茂飯沼一省
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