Japan Center for Asian Historical Record

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Grigorii Mikhailovich Semenov

Explanation
1890-1946年。ザバイカルコサック出身の白系ロシア人。ロシア十月革命直後、「特別満洲里支隊」と称する白軍組織を編成し、ザバイカル州の革命軍と対決した。その活動に着目した日本軍は武器・資金の供給、軍事顧問団の派遣などにより支援した。1918年8月に連合国のシベリア干渉が開始されると、セミョーノフはシベリア白軍の第5軍団長に任命された。当初、コルチャークと対立したが、1919年末のコルチャーク政権崩壊後は陸軍中将に昇進し「極東全軍総司令官」を名乗り、満洲との国境近くのチタに拠点を置いた。1920年秋に極東共和国人民革命軍に敗北し、日本軍の一部軍人の助けで満洲へと逃避した。満洲ではハルビン・大連等に滞在し、在満白系ロシア人を糾合してソ連への反攻を試みたが実現せず。日本敗戦後、満洲に進攻したソ連軍に捕らえられ、モスクワで絞首刑に処せられた。
Reference materials
「セミョーノフ」(原暉之執筆)川端香男理ほか編『新版 ロシアを知る事典』平凡社、2004年、414頁。「ソ連放送第287号 昭和21年9月3日(火)」(アジ歴Ref:C14010427200)。
Basic word (Japanese)
セミョーノフ
Basic word (English)
Grigorii Mikhailovich Semenov
Synonym
Semenov
Related words
セミョーノフ軍「セ」軍チタ政府斉多政府知多政府赤塔政府ダウリヤ白系露軍白党白党露人
Alternative spelling
セミオノフセミョノフセミヨノ―フセミヨノフセミヨフセミヨーノフセメノフセメヨノフセメヨーノフセメーノフ
Superordinate category
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